お彼岸~仏教に触れる時~
3月21日、雨空(お昼は大雨)となりましたこの日、当山の春季彼岸法要を奉修致しました。また本年2月16日にお迎えした「日蓮大聖人御生誕800年」のお勤めもご参詣の皆様と共に執行致しました。1月2月の当山法要は、緊急事態宣言の影響により無参集法要(集まらない法要)となり、お檀家様がお寺の法要にご参詣いただくのは今年初めてです。
法要はコロナの状況を踏まえ午前と午後の2回とし、それぞれ希望の時間帯にお参り頂く形を採りました。またコロナ禍以降行っているオンライン参詣も継続。以前はZoomでしたが、今回はYouTubeにて配信しました。
コロナ禍中の彼岸を迎えて想うことは、やはり仏教のことです。仏教は「人の心の動きや煩悩」を明らかにします。現在私達の心はコロナ禍によって不安感や閉塞感が否応なしに増大し、それと共に多くの人が余裕を失っています。余裕が無くなればどうなるか。「人の負の心」が増幅し、人を傷つけたり、自分を傷つけたりするようになります。
また考えても仕方ない事を気にし過ぎて、心身が疲弊することもあるでしょう。そうならない為には、仏様の思想に触れ、一歩立ち止まる。一度落ち着き、少しでもいいから(凡夫なので完璧は無理)仏様の教えを自分の心持ちに反映する事が肝要ではないかと思います。
春と秋の毎年2回ずつ訪れるお彼岸は、毎年仏教に触れ直す事の出来る日本独自の行事として、コロナ禍の今こそ必要な行事として、これからも修行致します。合掌
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