初のオンライン参詣~盂蘭盆法要2020~
4ヶ月ぶりの投稿です。(間隔が空きすぎてスミマセン)新型コロナによって心も身体も窮屈になっていますが、皆様におかれましてはご無事にお過ごしでしょうか?今年は新型コロナの影響により、顕本寺の本堂で行う盂蘭盆会施餓鬼法要が無参集法要(無観客ではなく無参集)となってしまいました。当初は分散参詣にしようと思い、八尾市の「八光堂仏具店」さんにお願いして、アクリル版や僧侶の前に置く飛沫ガードなどを用意していただいたのですが、今回は出番がありませんでした。
今年は今までの様に家族揃って本堂にお参りいただき、ご先祖様へのご供養を行うことが出来ず、無念の極みです。
「このままではお檀家さんがお寺にお参り出来ない。お寺の本堂で手を合わせてもらうことが出来ない」
この事に危機感を抱いた私は、今回初めてズームによる「盂蘭盆法要のオンライン参詣」を取り入れました。
ズームでオンラインというと「流行りに乗っかったのか」と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
お寺は多くの人が集い、それぞれのご先祖様を供養し、仏様に手を合わせ、心の安寧を得る場所であると思っています。しかし新型コロナによって人と人との接触が忌避され、人が集まれずにお寺とお檀家さんとの接点が少なくなっています。またコロナによって皆様の不安が増大しています。
こんな時こそ、手を合わせて不安を軽くしたいという想いが、皆様それぞれにあるのではないでしょうか。しかしそれも出来ないとなれば、お寺の存在意義はどんどん薄れてしまいます。
「それではいけない」
私は、形は違えど「手を合わせる場所を守りたい」と強く思いました。
これが当山の法要でオンライン参詣を取り入れた理由です。
毎回オンライン参詣が出来るかどうか分かりませんが、今後もお寺とお檀家さんとの繋がりを守り、皆様の心の安穏を守っていきたいと思います。合掌
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