お祝いも御題目~初講法要2019~
本年もどうぞよろしくお願い致します。当山では1月20日の日曜日に、今年最初の法要「初講(はつこう)法要」を奉修致しました。
午前中は雨模様でしたが法要中は止んだので、お檀家さんの帰宅に影響がなくホッとしております。
さて、今年最初の法話は「お祝いもお題目」。お経や唱題は葬儀や法事、いわゆる弔事にするものと思われがちですが、私達法華宗ではその様に考えていません。
もちろん弔事においてもお題目をお唱え致しますが、お祝い事・慶事においてもお経を唱え、唱題を致します。
更に付け加えると、僧侶の衣もほとんど慶弔両用です。
お葬式のお参りをする衣帯(えたい)で、結婚式の法要にも出ますし、お祝いの席でもお題目をお唱えします。
いわゆる「慶弔不二」の考え方です。
鎌倉時代の僧・日蓮大聖人も新年を迎えられた時、
「正月の三日に、種々の物を法華経に捧げ供養しました」と手紙に書かれています。
本来は私達の生活や人生に密着したものが仏教・信仰であり、葬儀は人生の一部「死」を司る部分なのです。
いつでもどこでもお題目。
今年一年はこの気持ちを更に強くし、御題目をお唱えしたいと思っています。合掌