盂蘭盆施餓鬼法要
その間何をしていたのかと言うと、
◯お盆の準備
◯お盆のお参り
◯お寺でのお盆法要
◯他のお寺でのお盆法要
に邁進していました。
このお盆の時期が、お寺にとって1年で一番忙しい時期になります。
文字通り首が回らない状態でしたので、なかなかブログの更新が出来ず、今日に至ってしまいました。
お盆とは、皆さんもご承知の通り「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれる仏教行事です。この盂蘭盆会、もともとはインドの雨季に行われていた「自恣(じし)」の時、お釈迦様・僧侶・僧団に対して供養をすることが起源と言われています。
それが中央アジアや中国などを経て日本で「仏様である先祖の霊に、たくさんの供物を供え、供養をする行事」として定着しました。
「盂蘭盆」の語源は様々な説がありますが、定番の「倒懸」説や「盆器」説ではなく、ここではイラン語で霊魂を意味する「ウルバン」から音写された説を採用します。
この「盂蘭盆会」、日本では奈良時代から行われていたそうです。
また「盂蘭盆施餓鬼法要」は盂蘭盆会と施餓鬼会が合わさって法要が行われていることをご存知ですか?
◯盂蘭盆会は先祖に供える。
(7月か8月に行う)
◯施餓鬼会は餓鬼に供える。
(いつ行っても良い)
これらの事からお盆の時期には、まずそれぞれのご家庭にお参りをし、ご先祖と餓鬼を供養し、その後お寺にて更にご先祖と餓鬼を供養する法要を行うことが一般的となっています。
自分に連なるご先祖様を大切に想う事はとても尊いことです。
真心を込めてご先祖様の供養をしっかり行えるこの「盂蘭盆」という行事が、これからも日本で長く続いていく事を願っています。合掌