法則(ほっそく)の奉詠
御会式は鎌倉時代の傑僧・日蓮大聖人の御命日に因んでその御遺徳を偲ぶとともに、報恩感謝の念を捧げる法要であります。
また我々法華宗では御会式の中で、日蓮大聖人の御遺徳を讃える文章「法則(ほっそく)」を、独特の音韻・抑揚・節調・緩急をもって詠み上げます。
当日はお天気も良く、晴ればれした気持ちの中にも独特の緊張感を感じながら臨むことが出来ました。本当に仏祖三宝諸尊のおかげと思っております。
厳かな雰囲気の中法要が始まり、役目を担う法則師は麻の衣と麻の袈裟を身にまとい時を待ちます。そしていよいよ法則を詠み上げる時に御宝前へ進み、ただ一心に日蓮大聖人を讃える。そして法則の一言一句が自らの心に染み込んでくる。
まさに身に余るお役目をいただき、私自身の信仰心にとってはこの上なく有り難い経験となりました。
今後の更なる精進を誓うと共に、支えて下さった多くの方々への感謝の念を強くした1日となりました。合掌