顕本寺ブログ

殺生いたすべからず-うらぼん2018-

盂蘭盆施餓鬼法要2018
7月末から始まったお盆参りも、一昨日8月26日に奉修致しました「うらぼん(盂蘭盆)法要」で締めくくりとなりました。
 
七月盆の所も含めれば約2ヶ月間、日本全国でお盆参りが行われていたことになります。
 
今年のお盆は日本全国、そして堺市も暑かった!(先日の堺市は最高気温39.7度)
 
うらぼん法要当日も猛暑を思わせる気温でしたが、たくさんのお参りをいただきました。
皆さんとともにご先祖の塔婆供養と読経、そして今年は皆さんに団扇太鼓をお渡しし、全員で太鼓を叩きながらお題目を唱えていただきました。
 
法要終了後には恒例の住職法話。
今回の法話は「殺生、いたすべからず」と題し、殺生についての仏教の考え方を少しお話しました。
ちょうどお盆にあたる8月15日の終戦記念日には、戦争で亡くなった多くの方々の事を改めて想います。
その中で仏教における殺生の考え方を探ると
 
①自ら殺生してはならない
②他に殺生させてはならない
③他の殺生を容認してはならない
 
の3つが示されていました。
直接に人を殺めなくても、戦争を主導すれば、殺生するように命令すれば、それは大きな罪になることを仏教では説いています。
 
戦後70年以上経って、戦争に対する考え方が少しずつ変わってきている中、仏教の考え方から改めて「戦争」の罪業を理解する必要があると強く感じたうらぼん法要でした。合掌

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